キャンプ用におかもちを自作しました
キャンプで調味料類を入れる箱を自作してみます。
参考にするのは、ネイチャークラフト作家の長野修平さんとテンマクのコラボによるワーカーズおかもちです。
買うと15,000円位します。
1円でも安く作成したいので、材料となる木材は100円ショップのセリアで購入しました。よくダイソーで売っている竹の集成材で出来たまな板を材料としている方を見かけますが、すでにダイソーの竹のまな板は廃版になっていました。いまだと桐のまな板しか手に入らず、値段も高かった為、セリアにてOSB材(1枚100円)を購入しました。おしゃれな雑貨屋さんで良く見る素材です。
セリア OSBボード A4 サイズは21cm x 29.7cmです。
数店舗で購入&在庫確認しましたが、だいたいどの店も10枚以上在庫ある雰囲気です。でも購入時は念のため電話で在庫確認してみてください。僕は10枚購入してきました。
設計はいつも適当です。だいたいイメージ付けて後は作りながらなんとかします。
まずは仮組します。6枚を組み合わせて、ガムテープで止めてイメージ確認です。
こちらを前面にしようかな。
こちらが後側。前面と見た目は全く同じです。
後ろの隙間は板をカットしてはめ込みます。
まずカットする箇所に鉛筆で下書きします。
そしてカットです。カットは電動工具でやるので、あっという間です。
僕の使っているブラックアンドデッカー社のマルチツールは、付属のヘッドを付け変えることで木材のカット、穴あけ、やすり掛け、もちろんネジ締めも切り替えて使えます。これでDIYの幅が広がり、効率が上がります。
初めて電動工具を買うなら、これを買っておけば間違いありません。一通りやれます。
きれいに切れました。
バリだけ鉄ヤスリでサッと取ります。これはダイソーで買いました。
カットした木材で、また仮組してみます。
後ろも
次に蓋を作るため、天板を切断します。切断の時は一度外していますよ。
切断した天板に枠を仮止めします。
次は取り外し可能な小物入れ部分です。
また仮組します。完成系見えてきましたね。
可動部分に丁番を取り付けます。つける場所をやすりでへこませておくと、稼働部分を畳んだ時、板と板の間がピタッと隙間なくいきます。
一通り部品が揃ったところで、接着します。
僕はいつもセメダインの速乾版を使います。接着力が強力ですので、これで役不足を感じたことはありません。大きいほうが断然お買い得ですし、DIYやってるとジャンジャン使います。
接着剤が乾くのを待ちつつ、取っ手を作成します。
角材を切って仮置きします。テンマク&長野さんのおかもちは、構造がよく考えられていて取っ手が天板の蓋の支えにもなります。
こんな感じで支えます。
まずはマルチツールのヘッドをドリルに変更して下穴を開けます。
次にドライバーヘッドでネジをねじ込みます。
ちょっと工夫します。取り外し出来る小物入れ部分と本体の裏側に角材を接着します。
これには理由があります。
その答えは。これです、コーナンラック。
これに乗っける為に、溝にガッチリはまる足を接着しました。
普通に乗っけても良いのですが、奥様から落っこちないように工夫してほしいというリクエストがあり、足を付けました。↓ちょっと窮屈ですが、ずれないし、落ちません。
最後に持ち運び用のベルトとバックルをつけて完成です。
コーナンラックはオイルステインで色付けしました。
オイルステインは表目に色を乗せる塗料とは違い、木材に色を染み込ませる塗料です。木目に色が入る為、木目がはっきりとしてもともとその色だったかのような自然、かつアンティーク感を出せる塗料です。しかも塗料添付後、きちんとふき取ってあげれば、ニスを塗る必要がありません。染み込んだ塗料は色移りしないからです。逆にいうと薄めることもできませんし、やすり掛けして落とすことが出来ません。
~作ってみての感想~
電動工具使用&接着剤止めがとても楽(効率的)で、作業が捗りました。自分で作ると既製品にはない愛着がわきます。多少隙間やズレがあったりしますが、ユニーク(一意)の証ですので全く気になりません。むしろ手作り感があり、そんないびつな部分は愛着&次の自作への意欲に繋がります。
今回すごく楽に作れたので、実は2つ目を作成しました。そっちはこの形では無く食器専用に作ってほしいと奥様からリクエストがありましたので、食器棚風に作成しました。
写真撮ったらアップしたいと思います。
以上、おかもちの自作でした。